『あ、ファイルを消しちゃった!( д) ゜ ゜』
なんてことは、たまによくある(?)お話です。
確かに、ファイルを削除した直後はMFT(Master File Table)に削除されたというフラグが立っているだけでデータそのものは残っているため、photorecやFTK Imagerなどを使ったcurvingで戻してあげるという手法はあります。
ただ、大きなファイルだと、システムのディスクアクセスなどにより、削除後すぐに壊れ始めてしまうので、なかなか全復旧というのは難しいです。
当然、外部にバックアップを取っておくというのが一番よい解決方法ではありますが、そこまで重要ではないファイルが多いこともありますし、他のストレージを用意するのも面倒という話もあります。
※お金持ち、ないしはビジネスユーザなら、年額約42,000円(割引していることも)をBOXに払えば、1ファイルサイズ15GBまでで容量無制限なんて凄いプランもありますけどね...。
そこでお勧めなのが、VSS(ボリュームシャドーコピーサービス)です。
これは、定期的にストレージのスナップショット(MSではシャドーコピーと言ってます)を取ってくれるというもので、事前にスナップショットを取っておけば(と言っても、それなりに時間が掛かるので、スナップショット取得作業は昼休憩時とか深夜がお勧めですが)、その世代が残っている限りは確実にデータを戻せます。
VSSは、厳密にはバックアップではないので、ディスクが壊れたりランサムウェアなどでシャドウコピーを削除されたりするとアウトなのですが、ファイルサーバなどで、うっかり上書きしたり、削除したりといったことでファイルが失われたときに、管理者がわざわざバックアップからリストアしなくても、利用者個人で容易にファイルを復元することが出来ます。
もちろん、ファイルサーバだけでなく、普通のPC(原型はXP以降で、今風のものはWindows Vista以降で実装)でも利用可能です。
取得するための手順や操作手順については、googleで検索すればいくらでも出てくるのでそちらにお任せします。
特に精神衛生上、効果が高いので、まだ設定されていない方は、是非、設定しておくことをお勧めします。(*´∀`)
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