VLAN(物理)

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普通、複数のネットワークを収容するスイッチから他のスイッチとつなぐとき、ポートVLANに各ネットワークを収容し、アップリンクはタグVLANに複数VLANをまとめてあげることで、構成がシンプルになります。
ただ、流石にアップリンクがLAN1本だと帯域が足りなくなるので、必要に応じてLACPなどを使って帯域を増やしつつ接続します。
この本数の選択や、そもそもスイッチにどれだけNWを収容するかが、NW屋さんの腕の見せ所なワケです。

ともあれ、VLANの利用自体はそれほど難しいものではありません。
ただ、そもそもVLAN対応のインテリジェントスイッチが業務用になるため高価で、一般のご家庭には敷居が高いのが難点です。

ところが、サンワサプライさんから、こんな面白い製品が。

https://direct.sanwa.co.jp/ItemPage/500-LAN2EX5-1

100BASEまでのLANって、1,2,3,6番ピンしか使ってないのですが、そこを逆手に取ったものです。
この使ってない4578番ピンを使って、1本のケーブルにもう一系統LANを通しちゃおうというものですね。

入力をポートVLAN(物理)、出力をタグ?VLAN(物理)という、なかなか類を見ない逸品です。
ただまあ、...1本のケーブルに無理矢理2系統も通信を通すので、クロストーク由来のノイズは無視できないレベルでありそうですけど、100BASE位なら何とかなるのかなぁ??

家電などでは、そこまで高速でない100BASEで十分なところもあるかと思うので、用途を間違えなければこういう製品もアリかも知れませんね。