情報処理安全確保支援士の構成からみるセキュリティ人材確保の問題点

なんというか、まずはここを見てください。

今、日本では情報処理安全確保支援士として、6,994名登録されています。
人数が少ないのは、維持費に金がかかりすぎるので、そういうお仕事の会社でもない限り、そもそも情報処理安全確保支援士にさせてもらえないという参入障壁があるからでしょう。

でも、ここで問題にしたいのはそこじゃないんです。

「登録者の属性について」の資料をみてください。
性別でみると、野郎95%に対し女性が5%と、ほぼ完全なる野郎の職場です。
そういえば、私が働いている職場も野郎100%です。こんなに男女比が偏っている職場も珍しいと思います。
これって、ウチだけじゃなくて、社会全体の縮図なのではないかと。

雇用機会均等法やダイバーシティの話をするまでもなく、野郎に偏り過ぎているのは明らかです。
今後、少子化の影響で人が減っていくと、ますますセキュリティ人材の絶対数が減っていくこと間違いなしでしょう。

何が原因で、野郎ばかりのむさくるしい状態になっているかまでは分析できていないのですが、このままではお先真っ暗です。

これからますます、高度な知識と柔軟な対応ができる情報セキュリティ人材が必要と言われるなか、早急に対処しなければ早晩破綻するのではないでしょうか。

「求む、セキュリティ女子!」というだけでは解決できない問題が潜んでいそうで、その隅っこに居る私としても問題を感じざるを得ない状況です。