※実は、去年の11月頃のネタですが...。ご参考:https://piyolog.hatenadiary.jp/entry/2023/11/12/014635
近年、スーパーのチラシに、ホームページや会員登録サイトなどのURLがQRコードで印刷されているのをよく見かけます。
で、そのURLなのですが、短縮URLであることが多いようです。
「そもそも、QRコードなんだから短縮する必要ないじゃん?(;゚▽゚)」
と思う人もいるかもですが、QRコードは情報量が増えるとそれ自体が大きくなってしまう(ある意味当たり前)ので、なるべく広告を載せたいチラシでは小さいことに越したことはありません。
かといって情報量の多いQRコードを小さく印刷してしまうと、いくら強力なエラー訂正が売りのQRコードと言えど細かくなり過ぎて、読み取りが難しくなるなどの問題が生じます。
そこで、短縮URLを使ってQRコードの情報量を減らすことで、読み取り精度を維持しつつQRコードを小さくできるという理屈です。
で、それの何が危険かというと、短縮URLの運営企業も収益を上げないと存続できないので、収入源としてネット広告を表示するのですが、その広告に紛らわしい不正な広告(malvertize)が混じってしまうことがあります。
利用者が、その広告をクリックしてしまうと、不正なサイトに接続されてしまい被害に遭う、ということらしいです。
※昔から、ダウンロードサイトに偽の「ダウンロード」という広告を出してクリックさせ、マルウェアをダウンロードさせる、なんてのもありましたね。
提供者側の対策としては、定期的に不正な広告が表示されないかを点検し、不正な広告を見かけたら直ちに指摘・停止措置を行う、といったところでしょう。
また、利用者側対策としては、サイトの表示にはよく注意して、妙な広告をクリックしないようにすることと、Adblockerなどを導入することくらいでしょうか。
※ただし、Adblockerを検知して、広告が表示できないとリダイレクトしない、という措置をしているところもあるようで、一筋縄ではいきません。
利用者側にとっては、なかなかに難しい問題です。
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