CentOS 7からRocky Linux 8へマイグレーション

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色々あって、随分更新が出来てなかったのですが、久々の更新です。

プライベートで趣味&実験用に使っているElasticsearchを入れたCentOS 7があります。
このOSは、CentOS 8とは違いサポートが2024年まで続くとはいえ、メインの開発者がRocky Linux を立ち上げていたりするので、長く使うならそろそろ移行しどきかな?と思いました。
で、その手順ですが、ライバル?であるAlma Linuxが配布するパッケージを使うと、案外簡単にいけたので、備忘録として残しておきます。

まあ、最近はこの環境より、ubuntu 20.04@WSL2が便利すぎて、こっちの利用率は減ってきているのですけどね。(^^;


インターネットをgoogle先生で少し探すと、このマイグレーションには割と色々な手段があるようです。
いくつか試してみたものの、やAlma linuxのelevateパッケージを使うと非常に簡単にアップデートできたので、これを採用することにしました。

具体的な手順ですが、以下のような感じです。

1.elevateツールをインストール
・アップデート取りこぼしがないことを確認
yum update -y

・elevateツールをインストール
yum install -y http://repo.almalinux.org/elevate/elevate-release-latest-el7.noarch.rpm

2.ゴミ掃除
・yumのupdate時になぜか警告が出てたので掃除 ※きれいな環境では要らないかも
yum-complete-transaction --cleanup-only
yum history redo last

3.アップデートに向けた下準備
・rockyへの移行用のパッケージをインストール
yum install -y leapp-upgrade leapp-data-rocky

・upgrade前処理の実行
leapp preupgrade

・「UPGRADE INHIBITED」で警告されたことに対応
- RHEL8で消されている要らないkernelモジュールを外す
rmmod pata_acpi

- sshでrootでのLoginを許可する
echo PermitRootLogin yes | tee -a /etc/ssh/sshd_config

- PAMからpkcs11のモジュールチェックを削除することをleappに承認する
leapp answer --section remove_pam_pkcs11_module_check.confirm=True

- 古いkernelをお掃除 ※yum-utilsがインストールされていること!
package-cleanup --oldkernel --count=1

4.いざ鎌倉
・upgrade開始
leapp upgrade
※「A reboot is required to continue. Please reboot your system.」というのが出れば成功。

・再起動
reboot

・upgradeしていることを確認
cat /etc/rocky-release

# cat /etc/rocky-release
Rocky Linux release 8.5 (Green Obsidian)

こんな感じになってればOK。

【参考URL】
https://www.itzgeek.com/how-tos/linux/centos-how-tos/how-to-upgrade-centos-7-to-rocky-linux-8.html