今更ではあるのですが、以前紹介したような気もするパターンレス(本体は四半期に1回位アップデート?)ながら、AIを駆使してファイル構造を分析して未知マルウェアに対応する次世代アンチウイルス製品「Cylance」が、本家のUSで個人向けに出ていました。
1年分の1ライセンスが29$なので、≒3,160円位でしょうか。
既存のアンチウイルス製品の倍~3倍くらいしますけど、限りなくプラセボに近いものにお金を払ってることを考えたら安いものかと。
ちなみに10デバイス2年で149$≒16,230円。1年分1デバイスあたりだと、何と年間800円と超お買い得。
上記サイトでクレジットカードかpaypalで買えそうです。
優秀なWin10のWindows Defenderと共存可能なはずなので(少なくとも商用版のCylance Protectではそうでした)、併用すれば尚良しかと思います。
手元の評価(これも商用版の話ですが)では、以前発生したCCleanerの署名乗っ取られ事件のmalwareが、当時半年前のエンジンでしっかりSuspicious(不審)と検知できていた(もちろん通常の物には反応しない)ので、それなりに信用できるかな?と思っています。
ただ、プログラム構造解析がメインの製品特性上、一応対応したとはいえ、ファイルレスに弱い、Exploit(脆弱性を突く攻撃)に弱いと言われている面もあるため、Windows Defender他の従来の対策(パッチ適用とか)と合わせて行うのが効果的かなと思います。
手元評価では大きな影響はなかったですが、商用版の場合に割と「unsafe(安全でない)」くらいは出ちゃう(ex. teraterm)ので、見極めることが必要になることも残念ながらあります。
しかし、従来のパターンやヒューリスティック分析で、未知マルウェアは事実上検出不可能なので、こういうのに頼るのは悪いことではないと思っています。
私も買おう...。
あ、現時点ではおそらく英語の製品だと思うので、これ見て買おうと思った方はご留意くださいまし。
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