次世代のウイルス対策の足音が聞こえてきました。

最近、Deep learningなる人工知能(ニューラルネットワーク)の技術が進歩し、スーパーコンピュータで構成されるIBM WATSONなどは、対話においてかなり人間に近くなってきているそうです。

そんな人工知能技術。私が大学院で学んだそれよりも圧倒的に進化してきたわけですが、それが最近、マルウェア対策の技術として応用されてきています。

従来型のウイルス対策は検知しても精々30~40%。
アナリストやってた頃のことを思い出すと、スパムキャンペーンごときでも検知は稀。
もう、従来型のウイルス対策は、「効かない薬=うどん粉」状態です。

そんな中、この人工知能技術を応用したモノが出てきています。
まだまだ価格は高く、一般のご家庭に入るようなものではありませんが、じきに既存のものをさっぱりと置き換えていくことでしょう。

まあ、安いからと2~3000円のうどん粉を買ってお茶を濁すのか、それともイニシャル・ランニングともに4倍以上のものを買って価値ある取り組みをするのか。
経営者のセキュリティに対する姿勢・判断が問われる時代なのかも知れません。