今年も気が付いたら年の瀬ですね。
今年は、とにもかくにも新型コロナ(COVID-19)に翻弄された1年だったと思います。
未だ先の見えない世界的なパンデミックですが、来年以降どのようになっていくのでしょうか。
セキュリティの世界では、マルウェアのemotetそしてIcdIDが猛威を振るい、電子メールが信用できない事態に陥りました。
また、2018年に発覚したSSLVPN装置の脆弱性を、メーカーがその危険性を示し対策を出していたにも関わらず放置され、
その結果、多くの企業・団体における必要に迫られて始まった付け焼刃的対応のテレワークのシステムが侵入被害を受けてしまいました。
コロナにせよマルウェアにせよ脆弱性にせよ、主役は新しくても概念としては新しい脅威ではありませんでした。
しかしながら、人類は対応できないでいます。
未知の主役による既知の脅威への対応というのは、分野を問わずこれからの人類の課題なのかもしれません。
とまあ、振り返ってみると暗い気持ちにもなる1年ではありましたが、働き方の変革を余儀なくされ、しかしそれがために一歩未来に進んだかもしれない1年だったかと思います。
これからも様々な脅威と戦っていかなければなりませんが、変わることができたかも知れないこと、それにより一歩前進したかも知れないことは、評価すべき1年だったのではないでしょうか。
なにはともあれ、来年は明るい1年でありますことを、祈念しております。
それでは皆様、よいお年をお迎えください。
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